※感想が溜まってきたのでブログ記事にまとめることにしました。
※『すごいオススメ』『未プレイならぜひ』なシナリオばかりです。
※とはいえイワナガが・イワナガのPTでプレイした上での感想ですのでご容赦。
※適宜更新します。
「Die Sterne strahlen」(杉本清次様)
深夜の宿に突然訪れた女性の話を聞くシナリオ。この冒険者どうしたんです…知的…カッコイイ… その後どう動くかはプレイヤー次第ですが、「多分正エンドじゃなさそう」という選択肢を選んだらドえらいクーポンが付きました。これ付けて冒険者するのは楽しそうですよね…(悪
「25時94分」(ふゆこ様)
CW離れしたあまりの怖さにF9どころかクローズ脱兎で途中離脱しました。
お好きな方はぜひ!わたしもいつか再挑戦したい できるかな…凄かったのです…
「アイスクリーム山の冒険」(春秋村道の駅様)
100kbで探索もの!どこを見渡しても此方の顔がとろけそうな甘く美味しい光景で、ポワワァァ~~ンと勇ましい大冒険を満喫させて頂きました… 背景から選択肢から可愛らしさしかなく、素敵な童話の世界でした。油断してたら黒背景に兜と剣が出てきて青褪めたのは内緒。
「赤き封書」(オサールでござ~る様)
冷酷なPCで突入しても、優しいPCで読み進んでも深く味わえる短編シナリオ。焚火に切っ先を照らされる冒険者の岐路の話に引き込まれました。冒険者といういきものは自由に生きているようでいて、思う通りにならない道のりと常に戦っているのですね。それが自分でなく人の人生であったとしても。
「暑い」(jim様)
開けば分かるあまりにもシュールすぎる顔ぶれ。物語展開を予想して当てられる方がいらっしゃれば、それは神にも等しい存在だと確信しています。冒険者に対してもそうですが、プレイヤーに対してもグサグサ容赦なく突き刺さってくる、静かながらも強い言葉を持つ作品でした…。
「穴を掘る」(美国様)
山賊討伐の1人用シナリオなんですが、チンピラ討伐の依頼を完遂することにここまで抵抗を覚えるシナリオは、ちょっと他に覚えがありません…。グラフィックにしても音にしても『間』が非常に効果的で、完遂後にもしばらく世界観に浸っていました。
「川の乙女」(SHIMO様)
初回はPTで、次からはお一人で。最初てっきり依頼人に振り回される系のシナリオだと思っていましたよ…そうきたか!軽快なギャグ系短編シナリオ。NPCさんが面白すぎて(可愛すぎて)1週目クリア後に即2週目突入、そして3週目へ…
背景とBGMのほのぼのとした情景からの落差が一層楽しく。なかなかお目にかかれないユニークな寸劇作品でした、大好きです。笑
「硝子月」(SIG様)
おそらく説明不要、CW界を代表する傑作のひとつ。ストーリーの構築もさることながら、特に敵役NPCの造形は抜きん出ています。単なる密室構造ではなく『明らかにヤバい奴に命を握られている』緊迫感を味わえるシナリオは、いまだに多くありません。誰を放り込んでも格好良くなる…
「疆界なきフォークロア」(さとり様)
一体何をどう書けばネタバレを避けることができるのか…最初から最後まで引き込まれっぱなし、シナリオを終えてからあああと頭を抱えて笑ってしまいました…。サクサク進むテンポの良さ、無駄なくシャープな印象の文、必要最低限かつ最大効果の音響。いまだ余韻に浸っています。
「禁酒の誓い」(ハーバー様)
ダメ酒好きの禁酒シナリオ!と言えばそれまでのことかもしれませんが、CWでこんなにも現実に立ち返らせてくれるシナリオも珍しい…。健康の価値に気付かせてくれる(笑)貴重な作品。自制心・心の強さ・仲間との絆も学べる本作は、全冒険者の教育プログラムに組み込むべきと強く主張するところであります。親父さんイッケメーン!
「剣術練達の士を求む」(主計様)
巧みな文章描写もBGMもNPCの服装を見ても、こ、これは中々なヤマを受けてしまったさすが5,000sp…と冒頭から緊迫感MAXでプレイさせていただきました。短編ながらどのNPCも個性が明瞭で、選択肢は多いですがこちらの冒険者も動かしやすかったです!
「交易都市の一夜」(蒼馬様)
真夜中のリューンで鬼ごっこ! うっかり選択肢を違えればすぐ”鬼”に捕まり醜態を晒す結果になってしまいまして、これが非常に熱くなれます。追っ手を躱し建物に身を隠し人混みに紛れ、街路を走り抜ける疾走感はとても痛快。娼窟のお姉さんが大好きなんですが別展開ルートはないものか…
定期的に走りに行き、今日はいくぜ!という日に限ってなぜかあっさり捕縛されます。くそー。
「こどものおつかい」(わらみー様)
子どもでなくても誰でも一度は抱え込んでしまうこんなお悩み。『カタギ』の世界へのジョブチェンジは難しくても、こういう『転職』は冒険者の世界でも極々普通の光景なんだろうと考えてしまいました…。台詞や会話が一々楽しく、冒険者やNPCが活き活きと動く素敵な作品でした!
「死んだ小鳥の籠と夜」(兎歌マリ様)
おぉ…今までそれなりの数のCWシナリオ遊んできましたが、これは…その中でも屈指の、毒の味… 悪役一人用作品、その悪役が終始明るく屈託なく、言葉も立ち居振る舞いもライトなだけに、余計プレイヤーには後味の悪さが残されました。交易都市の闇は時にペテンザムより深い…
「スイミー」(jim様)
スイミー!えっ どうしよう…どうしたらいいんです?私はどうしたらいい?どうすれば良かった?スイミー!スイミーー!!スイ、 スイミーー!誰かーー!!!
スイミーーーーーーーー!!!
「葬送」(kanoji様)
物悲しくもうつくしい夕映えの日。目が痛くなるほどの赤い夕陽と、長く伸びる静かな影の情景が目に浮かびます。CardWirthは画面上での動きが制限される分、シナリオ作者にとっては文章力の試される比重が大きいと思っているのですが、冒険者・NPC・情景・心情、それぞれの描写がとても繊細で美しく、強く印象に焼き付く作品です。
「円梟の庭」(ほしみ様)
夜の森を堪能させていただきました…こうして淡々と専門職が専門職としての仕事をするシナリオはプレイしていてすごく楽しいですし、作者様の梟愛(笑)も溢れていて、それが世界観の増幅に繋がっていたのかなと。何周でもやりたくなるシナリオです。可愛すぎて戦場に連れ出すの心苦しい…
「船出の歌を歌うという事」(ユメピリカ様)
ひとりひとりの背中を押し見送る、雰囲気溢れる短編作品。依頼人さんも素敵ですし、こういう『依頼』に頑張る冒険者の物語もほっこりします。自分は吟遊詩人を主人公にしたのですが、これは聖職者でプレイするのが本領かもしれません。
「亡者の主」(テイル様)
ネクロマンサー1人用というちょっと珍しい探索シナリオ。依頼を受け順調にこなしていただけに、ラスト…、あぁ、そう、ですよね… と悲しくもその結果を諒解せざるを得ません…。冒険者たちは常にこういう世界に生きている訳で、改めて足元を教えてくれる作品でした。